実家に車を取りに行く(小説風)
鈴虫の声 湿った空気
9月下旬だというのに俺の地元ではまだ蝉が鳴いていた
「いつまで鳴いてるねん、、、蝉ィ、、」
俺は実家に置いている愛車を取りに行くために仕事終わりに職場から実家まで歩いていた
実家まではだいたい3km離れている
距離的にはそこまで遠くはないが、ひと山越えないといけない
歩いていると彼岸花が咲いている事に気がつく
「彼岸花かぁ」
「もう秋なんやなぁ」
あぜ道に咲く花々や田んぼの様子から季節の変わり目を感じられるのも田舎の良いところだ
「だいぶ歩いたなぁ」
「ホンマここは変わらへんなぁ」
変わりゆく季節や人々に想いを馳せながら 一歩一歩、実家へと足が進んで行く
実家に着き親に挨拶を済ませて、俺は愛車に乗り込んだ
ラジオを89.9M㎐に合わせ妻のいる新居に愛車を走らせた
「今日も良い一日だった」
結婚式まであと3日前の出来事であった
小説風ブログでした(゚ω゚)
失敬!(°▽°)